動物内視鏡センター
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動物内視鏡センター

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動物内視鏡センターの基本方針

当センターは、内視鏡とCTを組み合わせた診断治療を専門的に行う二次診療施設です。胸腔鏡、腹腔鏡を中心に、気管支鏡、消化管内視鏡、鼻鏡、耳鏡、膀胱鏡などを用いた医療サービスを提供いたします。

近年の獣医療における内視鏡医療は大きく進化し、気管支鏡や消化管内視鏡を代表する軟性鏡から、胸腔鏡や腹腔鏡、鼻鏡、耳鏡、膀胱鏡を代表する硬性鏡まで、様々な内視鏡下検査、処置、手術が行われるようになりました。

しかし、機器が高額であること、ハイレベルな技術習得が必要となること、スタッフ確保が必要であるなど、様々な理由によりごく一部の施設でしか導入されていないのが現状です。

当施設は、そのような現状を踏まえ、より多くの動物たちとそのご家族が、信頼を寄せておられる主治医である各動物病院様に通いながら、安全で適切な内視鏡による医療サービスを提供させて頂くことが出来るよう関わりを持たせて頂ければと願っております。

また、教育サービスとしまして、獣医療界における各分野のスペシャリストによる教育セミナー、人医療界におけるトップレベルの内視鏡外科医によるセミナーや情報交換会なども計画しています。

さらに、新しく内視鏡手術システムの導入を希望される動物病院様、新たに未経験の内視鏡外科手術を行いたい施設様には、院内セミナーや手術指導をさせて頂き、知識と技術の両面からご支援させて頂きます。

必ずご紹介頂いた患者様は、主治医様にお返しさせて頂くことを基本としています。
 

きずの小さな動物内視鏡手術センター
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医療サービス

胸腔鏡、腹腔鏡
  • 胸腔鏡、腹腔鏡

3mm、5mmなどの小さな傷から、トロッカーといわれるカニューレを介して内視鏡を体内に挿入し、内視鏡から得られる拡大された鮮明な映像をテレビモニターで見ながら、組織生検や外科手術を行います。

鼻鏡
  • 鼻鏡

2.7〜3.3mmの硬性鏡を用いて、鼻腔内の観察、組織生検、異物除去などを行います。3mmの細径軟性鏡と併用し鼻腔内全域の観察と生検、処置が可能です。

胸空鏡、腹腔鏡 検査サービス
  • 耳鏡

把持、生検鉗子チャンネルを有する耳道専用の内視鏡です。外耳、中耳道内の徹底的な洗浄や異物除去、組織生検が可能で、難治な外耳炎の治療、耳道内腫瘍の診断治療に効果的です。

胸空鏡、腹腔鏡 検査サービス
  • 膀胱鏡

把持、生検鉗子のチャンネルを有し、難治性の血尿や膀胱炎、腫瘍などの診断に有用で、膀胱内のポリープに対するポリペクトミーやレーザー治療が可能です。3mmの細径軟性鏡と併用し膀胱と尿道の観察と生検、処置が可能です。

気管支鏡
  • 気管支鏡

3mmの高画質細径軟性鏡で、把持、生検鉗子チャンネルを有し、難治な呼吸器疾患の診断治療に有用です。また、膀胱や尿道の観察、生検などにも適応することができます。

消化管内視鏡
  • 消化管内視鏡

胃、十二指腸、空腸、回腸、結腸の粘膜から粘膜下織の生検に有効です。食道狭窄症に対するバルーン拡張術、胃瘻チューブ設置術、胃内異物の摘出、消化管ポリープのポリペクトミーなどに適応できます。

16列マルチスライスCT
  • 16列マルチスライスCT

0.5mmスライスのCT検査にて病変を発見し、各種内視鏡との組み合わせによる生検を行い、全身の病態の把握、確定診断を目指します。

医療サービス申し込み方法

フォームでのお申し込み
②FAXでのお申し込み(お申し込み用紙) FAX.06-6846-9494
③お電話でのお申し込み TEL.06-6846-2040
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医療サービス内容

例)肝臓の酵素に異常が認められるので、その原因を調べたい

  • 腹腔鏡検査、CT検査

各種検査によって鑑別しなければならない疾患についてルールアウトし、必要な場合には腹腔鏡下肝生検を行います。
また、CT検査を行うことによって、若齢動物であれば門脈シャントの診断、高齢動物であれば腫瘍や炎症性疾患の病態の把握を同時に行うことができます。

(腹腔鏡下肝生検 切開創:3~5mmの傷が2~3カ所 時間:15~20分)

例)血中ALB値の低下が認められ、肝、腎の異常は認められず消化管からの漏出が疑われる

  • 消化管内視鏡検査 腹腔鏡検査 CT検査

各種検査によって消化管の状態を把握し、基本的に消化管内視鏡により生検を行います。
また、粘膜下織から筋層に病変が存在することが疑われたり、消化管内視鏡の届かない領域の生検が必要な場合には腹腔鏡下にて消化管全層生検を行います。
炎症性腸疾患(IBD)、蛋白漏出性腸症、リンパ腫、その他の消化管腫瘍などをしっかりと鑑別し、適切な治療を早期に行うことが重要です。

(消化管内視鏡消化管粘膜層生検 切開創:なし 時間:上部消化管20~30分 下部消化管20~30分)
(腹腔鏡下消化管全層生検 切開創:3mmの傷が1カ所+約1cmの切開創が1カ所 時間:20~30分)

例)犬の膀胱内に腫瘍病変を認めるため生検を行いたい

  • 膀胱鏡検査(硬性鏡、3mm軟性鏡)、CT検査

もし、膀胱内に認められる病変が悪性腫瘍であった場合、体外より針生を行うことによって腹腔内や体壁に播種を起こす危険性があります。
膀胱鏡を用いて膀胱内の病変の生検を行います。また、難治な血尿や頻尿などの排尿異常に対してもその原因究明に有用です。
ただし、超小型犬や小型の雄犬には尿道の太さの関係上、適応できない場合があります。

(膀胱鏡下膀胱粘膜生検 切開創:なし 時間:15~20分)

例)咳が治らない、肺葉に異常病変が認められ、その原因を調べたい

  • 気管支鏡検査 胸腔鏡検査 CT検査

まず初めに、感染性の有無を確かめるための細菌やウイルス検査、CT検査を行うことで肺葉の異常病変についての把握を行います。
その上で気管支鏡を用いた気管、気管支精査(生検、気管洗浄など)、もしくは胸腔鏡を用いた切除生検を行う必要性について検討します。
その結果、胸腔鏡下検査が必要と判断された場合、び漫性の肺病変の病理診断を行うには、胸腔鏡下で2~3cm程度肺葉の一部を切除し豊富な材料にて病理検査を行うことが可能です。
また、胸腔鏡下手術がすべての適応となる訳ではありませんが、孤立性の原発性腫瘍で比較的小さな病変であれば、胸腔鏡下肺葉部分切除術を行うか、完全肺葉切除術が可能となることもあります。

(気管支鏡検査 切開創 なし 時間:20~30分)
(胸腔鏡下検査 切開創:3~10mmの傷が2~4カ所 時間:40~60分)

例)鼻汁、鼻出血、くしゃみなどが認められ、その原因を調べたい

  • 鼻腔鏡検査(硬性鏡 3mm軟性鏡) CT検査

動物の種類、年齢などによって原因となる疾患も違ってきますが、腫瘍、炎症、異物などに分類されます。鼻汁の培養、細胞検査などを行うと共に、必要な場合にはCT検査を行います。それと同時に、2.7mmの硬性鏡、3mmの軟性鏡を用いて鼻腔内を精査し生検を行い、異物が存在した場合には内視鏡下で摘出することが可能です。

(鼻腔鏡検査 切開創 なし 時間:20~30分)

例)難治な外耳炎のため、徹底的な耳道内精査を行いたい

  • 耳鏡検査 CT検査

慢性的な外耳炎、中耳炎で難治なものは、アレルギー疾患の他に、耳道内に細菌や酵母菌の感染が存在し、耳道内の汚れや発毛、腫瘍、異物などの存在などが大きな原因となっています。外部からの洗浄や外用薬の投与だけでは、耳道内(特に水平耳道~中耳)の環境を改善することは困難です。このような場合には、外耳と中耳の細菌培養検査を行うと共に、全身麻酔下にて高性能な内視鏡(鉗子チャンネルを有する)を用いて、中耳までの耳道内に存在する汚れや毛を取り除き徹底的に耳道内を洗浄にします。また、腫瘍が認められた場合には、CT検査と生検を同時に行うことが可能です。

(耳鏡検査 切開創 なし 時間:30~40分)

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獣医師の先生方への講習・院内セミナーの開催

講義

内視鏡(胸腔鏡、腹腔鏡)検査、外科手術を行うための基礎知識

1. 内視鏡外科手術とは
2. 内視鏡外科手術のメリットとデメリット
3. 内視鏡手術の適応
4. 必要な機器とその使用方法
5. 気腹~トロッカーの挿入方法
6. 様々な内視鏡外科手術症例
7. 各臓器の腹腔鏡検査(肝、膵、腸、腎など)
8. 基本的な腹腔鏡手術(不妊手術、潜在精巣摘出術、膀胱結石摘出術、予防的胃腹壁固定術など)

実際の手術指導

基本的な腹腔鏡手術

  • 不妊手術、潜在精巣摘出術、膀胱結石摘出術、予防的胃腹壁固定術など

応用的な胸腔鏡、腹腔鏡手術

  • 心嚢膜切除術、肺葉切除術などを代表する胸腔鏡手術
  • 胆嚢摘出術、副腎摘出術などを代表する腹腔鏡手術
医療サービス申し込み方法

フォームでのお申し込み
②FAXでのお申し込み(お申し込み用紙) FAX.06-6846-9494
③お電話でのお申し込み TEL.06-6846-2040