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About Endoscopy

内視鏡外科手術について

胸腔鏡、腹腔鏡外科手術とは?

About
イメージ

従来の開腹手術のようにお腹を大きく切ることなく、皮膚を数カ所切開(3-10mm)して器具やカメラを挿入し、テレビモニターでお腹の中を観察しながら行う手術です。
実際にお腹を開けて観察する開腹手術と比較し、拡大された鮮明な画像で手術を行うことができ、画像を保存することで手術後にご家族もご覧いただくことができます。
また、傷が小さく痛みが少ないため術後の回復が早く、動物の身体への負担が少ないことが特長です。

内視鏡外科手術のメリットとデメリット

merit & demerit

メリット

  • 手術の傷が小さいため、術後の痛みが少なく、回復が早い
  • 手術のリスクが高い動物への負担が少ない
  • 入院期間を短くすることができる
  • 術後の呼吸器合併症が少ない
  • 胃腸の回復が早い
  • 手術後の癒着が少ない
  • 繊細な手術を行うことができる
  • 手術中の情報を映像によって共有できる

デメリット

  • 鉗子の操作や遠近感など、熟練した技術が必要となる
  • 止血への対処が難しい
  • 視野に制限がある
  • 手術時間が長くなる傾向にある
  • 不慣れな技術で行うと危険

※当センターでは、動物たちにとって最善と思われる手術方法を決定しています。

内視鏡外科手術の適応

Correspondence

診断を目的とした内視鏡検査

腹腔内臓器の評価と生検

肝、胆嚢、膵、腸管、腎、膀胱、前立腺、尿道、卵巣、子宮、腹膜、腹腔内の腫瘍の生検

胸腔内臓器の評価と生検

心嚢膜生検、肺生検、胸膜、胸腔内の腫瘍の生検

予防・治療を目的とした内視鏡手術

  • 卵巣子宮全摘出術(避妊手術)
  • 副腎摘出術
  • 消化管内異物摘出術
  • 腎切除術
  • 心嚢膜切除術
  • 潜在精巣摘出術
  • 予防的胃腹壁固定術
  • 肝部分切除術
  • 胃、腸切除術
  • 膀胱腫瘍切除術
  • 肺葉部分切除術
  • 膀胱結石摘出術
  • 胆嚢摘出術
  • 門脈体循環シャント結紮術
  • 胃造瘻、空腸造瘻チューブ設置術
  • 胸腔、腹腔内の腫瘍摘出術

その他

様々な内視鏡を用いて食道、胃、腸、気管、気管支、膀胱、尿道、鼻腔、耳道などに対してもアプローチを行っています。それによって、今までには診断することが困難であった疾患に対しても、動物たちの身体に負担を与えない診断治療を行っています。

胸腔内臓器の評価と生検
  • 消化管内視鏡(食道、胃、腸の検査、治療)
  • 気管支鏡(気管、気管支の検査、治療)
  • 鼻鏡(鼻の中の検査、治療)
  • 耳鏡(外耳、中耳の検査、治療)
  • 膀胱鏡(膀胱、尿道、腟の検査、治療)
検査・手術に関する
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